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ぜんそく征服ジャーナル

106号

アトピー性疾患その特徴と根治療法



■アトピー性疾患その特徴と根治療法
喘息の総合根本療法をマスターしてみえる方には、いまさら説明する必要のないことかも知れませんが、アレルギー性疾患の中でも「アトピー性疾患といわれる病気の特徴」をしっかり理解していることが、根本療法のために極めて大切なことです。

実はこの話をしましたら、アレルギーとアトピーの相違を知らない専門家もいたのです。

百日咳や麻疹、風疹にかかったり、予防注射をしたりすると免疫抗体ができ、再び感染(抗原が体に入る)した時、抗原抗体反応(免疫反応)がおこって体の健康を守ります。

■狂った抗原抗体反応
抗原、抗体反応はもともとは、「体の健康」を守る仕組みの一つです。しかし、約100年前、この抗原抗体反応で返って病気になってしまうことがあることが発見され、ピルケーはそれを、アレルギーと名付けました。その後、この人間を病気にする抗原抗体反応にはいろいろな種類があることが分かり、その中の膠原病などは免疫病と呼ばれるようになりました。

それよりもずいぶん前、もう80年になりますが、コカという人が、抗原抗体反応以外のことでもおこることがあるアレルギー病があることを見つけて、「変なアレルギー」という意味で、その仲間のアレルギー疾患を、「アトピー性疾患」と名付けました。アトピーとは変なアレルギーということです。

■アトピーを知ろう
喘息、体質性咳、鼻炎、アトピー性皮膚炎、じんましん、目アレルギー、接触性皮膚炎、食事アレルギーなどなど、アトピー性疾患といわれるアレルギー疾患はずいぶんたくさんあります。

コカははじめ、これらの病気が、アレルギー反応とは関係のない時、例えば喘息でいえば、イライラした時、春秋、夜間睡眠中などにおこったりするので、これらのストレス(外から働く力)が「引き金」になってアレルギー反応がおこると考え、変なアレルギー(アトピー)と名前をつけました。

スギ花粉症のはずなのに、係長になった、生活が変わった年に急に発病したとか、スギ花粉シーズン(2〜5月)以外にも症状があるとか、ワーッと泣くと、みるみる湿疹が現れるとか、ウルシアレルギーの人に目かくしをして、イチジクの葉をウルシの葉といって肌にのせると、ほんとうのウルシの葉には反応せず、イチジクの葉の方に皮膚炎が出るとか、食事とは関係なく、1〜2年もじんましんが続くとか、いつも夕方に出るとか、とにかく抗原抗体反応と関係のないことで症状が現れるのがアトピーの特徴なのです。

■あれ!!アレルギーがない!!
いまでは常識になっていますが、アトピー性疾患なのに、いくら調べてもアレルギーの原因になる抗原が見つからない例があることが分かったのは何十年前のことです。医者は困ってしまいました。そして、非アレルギー性喘息と呼ぶことにしました。非アレルギー性鼻炎、非アレルギー性アトピー性皮膚炎、非アレルギー性じんましんなど、アレルギーのないアトピー性疾患はずいぶん多いのです。これは、すべてアレルギーでおこると考えているアレルギー学者にとっては都合の悪いことなので、自分の都合を重視する医者は、非アレルギー性のものがあることをなるべく無視しようとしています。(これは実際、困ったことですが)

■アトピーは人間病!!
人間形成医学が開拓され、アトピー性疾患は、先祖のサルが人間に進化し、脳の働きが複雑になって、体のバランス(自律神経とホルモン)も乱れやすい動物になったために現れた病気がアトピー性疾患ということが分かって来ました。このまま症状が出るのを非アレルギー性アトピー性疾患、その上アレルギーが関係する場合、アレルギー性喘息とか鼻炎、皮膚炎ということだったのです。

しかし、このことに気がついている学者はまだ世界にほとんどいないのです。アレルギーに関する本を読むときには、このことをよく知ったうえでお読み下さい。

■根治療法
アトピーの不思議さがすっかり分かってしまったのでアトピー性疾患の根治療法は革命的といってよいほど進歩したのです。本紙の号外にあるように1〜5年難治の頑固なアトピー性皮膚炎も80%以上、2〜4週で軽くすることができるし、鼻炎、1〜2年も続くじんましんなども、とても根治療法がらくになりました。アトピーの仕組みが分かってしまったからです。


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