ぜんそく征服ジャーナル

160号

夜尿症(おねしょ)根治療法が可能になりました。



■なぜ根治療法が
約40年前、「分からない病気」「治らない病気」といわれていた喘息の総合根本療法の開拓に成功したのが大きなきっかけになり、全く新しい医学である人間形成医学を充実させることができました。いま久徳クリニックはこの人間形成医学を中心に、心身医学、古くからある身体医学と精神医学を総合した診療を行っていますが、その結果、この40年のあいだに、心身症、登校拒否、働けない大人、神経症、アトピー性皮膚炎などの総合根本療法に画期的な根治効果をあげることができるようになりました。

この学問的な積み重ねによって、3歳頃までの「しつけのひずみ」によって現われる喘息、アトピー性皮膚炎だけでなく、夜尿症、自家中毒症、熱性けいれんなどの仕組みや原因分析もできるようになり、「根治療法」も優秀な効果をあげることが可能になってきました。

今回は夜尿症に焦点をしぼって総合的な原因と根治療法について説明することにします。 

夜尿症
夜尿症、自家中毒症、熱性けいれんは0〜3歳までの「育て方のひずみ」によってつくられること、3歳前後に発病しやすいこと、6〜15歳までには治ってしまうことなど共通した心身の特徴によっておこる病気です。

3歳以後くり返し、夜、尿をもらすものを夜尿症といい、15歳前後、声変わりし、月経が現れる年齢になると大部分、症状は消えてゆきます。

多くの原因が重なっておこる
夜尿症は実にいろいろな原因が重なっておこる病気です。そのため人間形成医学が開拓されるまではその原因を分析することが不可能でしたし、総合根本療法も不可能でした。

人間形成医学が開拓されて、ぜんそくの総合根本療法が可能になったのと同じように、夜尿症も仕組み、原因分析、根治療法のすべてが明らかになりました。原因のひとつひとつについて考えてみることにします。

■0〜3歳のしつけ
明るく、イキイキ、活動的な育て方をしないと自律神経やホルモンの働きがにぶく、体のバランスが乱れやすい状態がつくられて夜尿症の原因になります。

■親子関係

それにもかかわらず、心や体の面で十分にたくましくなることのできない育て方をされていると、そのあいだ夜尿はつづきます。

■甘えや恐怖

高等な動物はひどく甘えた時、ひどい恐怖にさらされた時、尿をもらしやすい心と体の仕組みをもっています。甘えや恐怖心の強い子は、それが夜尿症の原因の一つになります。

体のたんれん
子供は1歳前から3〜6〜9歳と水遊びが大好きになります。この体験が少ないと冷たさによって体のバランスが乱れて尿をもらす子になってしまいます。

■膀胱のトレーニング
膀胱の括約筋も肛門の括約筋もトレーニングが大切です。高いところの物をとるために背伸びをする、スキップ、とっ組み合いをして股や下肢に力を入れるなどすると括約筋を強くするトレーニングになります。このトレーニングが不足すると夜尿症の原因になります。
昔、親が家事が忙しかった頃、3歳くらいの子が「お母さん、オシッコ」といっても「ちょっとまってよ」と辛抱させたりしました。これも膀胱括約筋の鍛錬になりました。

■夜のおこし方

6歳頃までの夜尿症の子は夜中におこして排尿させると「うつらうつらしながら排尿する」つまり夜尿症の治らないクセがついてしまいます。6歳以後になったら夜のおこし方のコツを親が覚えることが大切です。

■はずかしめない
夜尿症だからはずかしいという気持ちを持たせることは絶対さけるべきです。はずかしく思わせない話の仕方は実にいろいろありますから、それを覚えることが大切です。

■暗示
暗示をかけると夜尿症がとまることも珍しくありません。いろいろな方法があります。

水分
夕方からねる前までの水分は控えるべきです。

くすり
補助的に用います。トランキライザー、抗利尿剤など 

総合根本療法
まずいろいろな原因を分析し、必要な対策を組み合わせて、総合的な根本療法を行いますと1〜2ヶ月で効果が現れてくることが多いものです。心当りの方は是非こころみて下さい。

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