ぜんそく征服ジャーナル

161号

久徳クリニックの生活療法について



久徳クリニックでは、長い間「文明時代の健康を考える」というテーマで、人間形成医学という視点から、気管支喘息をはじめ、アトピー性皮膚炎、夜尿症、不登校、働けない青年、心身症、紳経症という数々の病気の根治法を開発してきました。

その中で、最も効果的な治療方法として、今まで何度も紹介してきたものが学習入院療法です。学習入院療法の中で、久徳クリニックでは生活療法というものを行っています。生活療法というのは、豊かな経験とたくましい人格形成を築くことを援助目標に、毎日の生活の中に、様々なスケジュールを組みこみ、忙しくいきいき生活する術を身につけることです。

「人間、ひまだとロクなことを考えない」という言葉がありますが、これは医学的にも証明されていることなのです。人間というのは、ひまにしていると間脳・下垂体・副腎の働きが悪くなり、自律神経の緊張も低下し、体のバランスの維持が出来にくくなり、精神的な緊張が低下し、知的活動、つまり脳の働きも低下することが分かってきました。

さて、こういったことも分かり、久徳クリニックでは、学習入院の中で、病棟の決まったスケジュールに従い、生活療法を実践しています。入院生活も1週間ぐらいすれば、昼夜逆転や、不眠などの症状はほとんど消えてしまい、早寝早起きに慣れてきます。

スケジュールの具体的な内容は表を見ていただければおわかりになると思います。早朝、午前、午後、夕方の4回、鍛錬の時間がありますが、この時間は、病棟に残っている患者さんたち(登校、出勤などをしていない人たち)が、院内で作業をしたり、外で運動したりしています。集団生活を通して、患者さんたちは、協調性、自主性を身につけ、それと共に社会生活の適応と親からの自立をはかっていきます。さらに、本人らの生活指導のみならず、家族や両親へのカウンセリングによる家族力動の調整なども平行して行っています。繰り返しになりますが、これらすべてが生活療法というものなのです。

そして、生活療法は、根本療法の70〜80%を占めています。このことから分かることは、生活療法というものを正しく理解し、実践すれば家庭でも根治できるのです。

適度な忙しさと、いきいきと前向きな気持ちを持てる家庭にしていく努力が病気根治には大切なのです。

久徳クリニック学習入院スケジュール
時間
学習項目
5:45
検温後起床、パイテラー(月、水、金)
6:10
集合、号令、朝の鍛練
7:00
朝食(3階にて)
7:20〜40
各クラブの仕事(クラブノートヘの記入)
7:40
登校、出勤
8:45〜
看護婦申し送り中
9:30〜11:50
鍛練、作業、カウンセリング、処置
12:00
昼食(3階にて)
1:00〜30
自律訓練(3階にて)
1:30〜
定期処置
2:00〜
鍛練、作業、カウンセリング
3:00〜4:45
自由時間
4:00〜
看護婦申し送り中
4:50〜
集合、行進、夕方の鍛練
6:10〜
反省会(鍛錬ノート、反省ノートの記入)
6:40〜
夕食(3階にて)
7:00〜8:00
入浴(入浴スケジュールに添って行って下さい。)
7:00〜
*点滴のある方は、入浴後行います。
8:00〜
病棟回診(月、水、金)
9:00〜
定期処置
0
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