よくある質問

■気管支喘息

【Q小児喘息はいつまて゛に治すのがよいのでしょうか?

A:久徳クリニックでは、3歳未満の子どもの喘息は3歳までに、3歳を過ぎた喘息は入学(6歳)までに、小学校低学年の喘息は10歳までに、高学年の喘息は中学校卒業(15歳)までに治しきることをおすすめしています。

0〜3〜6歳は小児喘息が最も発症しやすい年齢ですが、見方を変えればこの時期が、小児喘息の発症予防に最も適した時期であり最も治しやすい時期でもあるのです。そして小児喘息を3〜6歳までに治しきってしまえば、喘息体質が作りあげられることも予防できますから生涯にわたっての再発リスクも少なくなります。
また小児喘息は「入学すれば軽くなる」ことが珍しくありません。つまり7〜10歳ごろは軽快しやすい年齢になりますからこの時期も治しやすいといえます。反対に入学しても軽快しない喘息や入学後に発症した喘息は自然治癒しにくくなり、思春期から成人まで持ち越す可能性が高くなります。

最近の海外の研究でも、7歳から10歳までの時期の小児喘息の重症度が50歳時の喘息の重症度に影響を与えていることがわかり、乳幼児期に十分な治療を行うことの重要さが指摘されています(メルボルン アズマ スタディ:2014)。

小児喘息治療で最も避けたい治療パターンは、吸入ステロイドを主体とした目先の発作を抑える治療(対症療法)だけしか行わず、治すこともできる小児喘息を思春期から成人の喘息に移行させてしまうことです。
最近では医療費補助により中学生までは医療費がかからない自治体も増えてきていますが、成長に伴い補助が打ち切られますと、吸入ステロイドなどはかなり高価な薬ですから相当額の自己負担金が発生します。この自己負担金の増加のために治療継続が難しくなり思春期以降に重症化して最悪の場合は死亡する例も少なくはありません。

以上のような理由から私たちは、小児喘息は「できれば入学までに、遅くとも10歳から15歳までには治しきりたい」と考えています。

小児喘息治療の体験談などは「トップページ→ぜんそくジャーナル」の、
142号【手記】Y君のお母さん

147号【手記】K君のお母さん
150号「ステロイド離脱に成功しました」
172号【お便り紹介】東京都Nさん、などをご覧下さい。





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