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■不登校・ひきこもり等、最近増加している20〜40歳代の適応障害の症状。

20才 女性

中学校のころから人間関係に緊張する傾向があり、高校も遅刻・欠席が多く出席日数ぎりぎりで卒業。高校卒業後大学へ進むが、遅刻が多く1〜2年生の2年間で30単位しか取得できていない(通常は半期で最高26単位取れる)。
大学3年生の3月から一人暮しを始めるが、6月から全休。休学届を出して休学している。「いけない理由」は「朝起きたら気力が出ない。気力が出ない原因はわからない」と本人。母親は「一人暮らしが原因かと思って本人にも確認しましたが、『そうじゃない』と言いますから違うと思います。一人暮らしが『寂しいとか辛いとか思ったことは一度もない』とも言っていましたし、よく分かりません」と話す。
高校の頃から家族との対話は少なく、自宅では自分の部屋に閉じこもりがちだった。「何を聞いても『何もないから深読みしないで』というばかりで、反抗期だと思って様子を見ていました」と母親。
現在は、来年4月からどうしようか?という状況。大学に未練がないわけではないが、これから頑張っても卒業までに2年かかるし、中退して美容師の学校へ行こうかとも考えている。
しかし、考えていても同じところをぐるぐる回って考えるようになってしまい、考え疲れて無気力になってきている。朝起きも悪く生活リズムも乱れ気味になり気分も落ち込んできた。母親の知人に紹介されて当院受診。



20歳 女性

地元を離れて名古屋で下宿して大学に通っていたが、1年生の9月から「人と会うのがつらくて」登校しなくなり下宿に引き込もるようになった。夜間には買い物などの外出はできていた。
学校からの連絡にも応じず休み続けていたため、学校から親元に連絡が行き親の知るところとなる。
同年12月親に付き添われ地元の神経科受診。「うつ病」といわれルボックスを処方され、休学を勧められる。
1年生の1月から半年の休学となるが、本人の希望により自宅へは帰らず下宿で暮らすことになる。同年6月ごろまでは生活リズムも乱れずアルバイトもしていたが、7月から気分が落ち込み始めアルバイトを無断で休むようになり解雇される。8月には生活リズムも乱れ昼夜逆転し引きこもるようになった。
親は自宅へ戻るように勧めたが、本人が決断できずそのまま下宿生活を続けた。休学が終わる9月になっても復学できず引きこもり生活となる。休学は半年延長した。このころは生活リズムは多少乱れてはいたが、買い物やごく親しい友人との外出(1〜2回/月)はできていた。
休学1年後の4月になっても大学へは行けず、2年目の休学となる。このころから気分の落ち込みが強くなり殆ど外出しなくなり下宿で寝てばかりの生活となる。「死にたい」といい始め、大学の先生の勧めで当院を受診した。



23歳 男性

四年生大学卒業後、食品卸会社へ入社。本社での研修後6月から取引先の小売店へ研修をかねての出向となる。商品管理と品出しをしていた。7月から翌日の開店準備を任されるようになるが、なかなか手際よくできずに、開店ぎりぎりまであわてて作業することが続いた。
担当者から繰り返して注意されているうちに、緊張のせいかそれまで出来ていた仕事もできなくなってきた。到底できない量の仕事をやらされるようないじめに類する仕打ちはなかったし、出向先の上司も本社への遠慮もあってか厳しく叱ることはなかった。
そうこうしているうちに、出勤がおっくうになってきた。朝起きが悪くなり、出勤の10分前にようやく起きるような状態になった。仕事を辞めようなどとは思わず、いずれしっかりやれるようになる、単なるスランプと考えていた。
11月に自主的に神経科を受診。「うつ病、2〜3週の休養が必要」との診断書をもらって本社に提出したところ、「指定の病院で診てもらうように」と言われ同月末に指示された病院を受診。「3ヶ月の休職」との診断書をもらい休職になる。
指定された病院からは、2種類の薬をもらい、自宅に近い診療所を紹介してもらったが、結局そちらへは行かず、薬も1週間でなくなってしまった。
休職の診断書が切れた後も休んでいたら、翌年5月に会社から、「今年の3月末で診断書が切れているので、新たに出すように」といわれ、以前紹介されていた神経科を受診。新たに診断書を提出して休職を続けているが、通院は一回きりで中断。内服も中断してしまった。
休んでいる間は自宅でリラックスできていた。生活の乱れもなく、イライラすることもなかった。次の年の3月までは基本給はもらえていたので、野球やサッカーを見によく出かけた。友達と飲みに行くことも誘われれば行っていた。それほどストレスもなく平和に暮らしていたと思うが、4月から給料がもらえなくなったら、外出もできなくなり、飲みに誘われても行くことができず、だんだん気分が落ち込んできた。最近はひきこもりぎみになっている。
今は「しっかりやらねば」という気持ちは薄くなってきて、先のことはあまり考えず、「とりあえずはいまのままでいいか」という感じ。親が心配してクリニックへ来ることになった。
医師の質問に対しては、淡々と、丁寧な口調で答えてくれる。真面目に答えようと良く考えて話してくれている印象あり。



26歳 男性 

小学校5年ごろから友人は少なかった。不登校はない。友人がほしい気はするが、付き合いたい気はあっても約束を守らなかった時に文句をいわれてから友人付き合いが面倒くさくなった。
ゲームは好きで中学卒業するまで遊びのほとんどはゲーム。クラスの中でもうまい方でゲームのことなら自信を持って話せるので攻略本はたくさん持っていて研究していた。大学でもゲームの同好会を作って結構打ち込んだ。仲間もふえて充実していた。
新卒で工作機械製造の中堅会社に就職する。仕事は製品管理で取引先の機械の保守管理が主。仕事内容そのものは単調で張りは感じなかった。上司に厳しい人がいて2年目になったころから結構叱られるようになる。「気がきかない、後輩を教えろ」と言われることがほとんどだが、皆の前で言われるのが辛かった。
1年ほどたったころから会社のオフィスにいると過呼吸発作と手のしびれが出現するようになった。自分の部署にいると「この場を早く離れたい」という気持ちになってこらえていると症状が出てきた。オフィスにいるとよくないが廊下まで出れば落ち着き、取引先でも相手の会社内にいるうちは調子が悪く外へ出るとすっと楽になることが多かった。
仕事自体が合わないのかもと思い、同業他社からの誘いがあったので、心機一転気分を変えるつもりで会社を変わった。経験も積んでいたので給料も少し増えていい判断だったと思った。
新しい会社に入ってからは経験もあるのだから恥ずかしくないように働こうと心がけた。仕事の内容は前の会社とほぼ同じだが仕事量は少し増えた。
会社を変わって半年たったころから疲れやすくなり朝起きが悪くなってきた。月に1回ぐらい遅刻するようになり、同僚から「白い目」で見られているような気がしてきた。会社へ行くのが次第にゆううつになってきて、取引先との約束があった日に無断欠勤してしまった。取引先にも会社にも連絡せず電話が鳴っても出なかったら、心配した同僚がアパートまで様子を見に来てくれた。
落ち着いたら出社するようにとの上司からの伝言を受け取ったが、「もう人生終わった」と言う気持ちになって会社もどうでもよくなり行く気もなくなった。そのまま休み続け、親の勧めもあって神経科を受診したら「うつ病」と診断されて、薬を処方された。休職を勧められ診断書を出して3ヶ月休職した。
休職中の生活と気分はまあ落ち着いていたが、復職が近づいてきたら不安になり落ち着かなくなってきた。夜も眠れなくなり「死にたい」と思うようになってきた。インターネットで調べて当院受診。



33歳 男性

大学院を卒業して就職。コンピューター関係のシステムエンジニア。入社当初はやりたい仕事をさせてもらえず、あまり力が入らなかった。入社して半年たったころに先輩から仕事上のミスを指摘された。その後まわりの社員からも注意されたりクレームをつけられることが多くなり、関係がぎくしゃくしてきた。
先輩が自分の悪口を言いふらしているのだろうと思い、カチンときてむかついたので「まわりとは仕事以外では口をきかない」と決めて、挨拶も雑談もしなくなった。
「自分がしっかり働いていればいいんだ」と思って仕事は前より頑張った。まわりは無視していたが、ちょっと意地になっていたかもしれない。
そうこうしているうちに周りから監視されているような気持ちになってきた。何も口にはしないが皆が自分の様子をうかがっているように思えてきた。笑い声がすると自分のことを笑われているように思えてきて会社にいるだけで緊張するようになった。
このころから毎日のように蕁麻疹が出現するようになった。自宅に帰って入浴後寛ぐころから出現し、朝にはひいていた。顔には出ずかゆみも強くなかった。皮膚科を受診するがアレルギーもなく原因不明と言われた。半年で自然に出なくなった。
蕁麻疹が出始めたころからオフィスだけではなく、人ごみでも緊張するようになった。人ごみで通行人とすれ違うだけでも全身が「ぞわっ」として緊張するようになった。
しだいに外出もおっくうになり、入社2年目の春から体が重くなって時々仕事を休むようになった。夏からは朝起きれなくなって会社に行けなくなった。家族の勧めで神経科を受診して「うつ病+被害妄想」と診断され薬を処方され、診断書を出して1ヶ月休むことにした。
診断書を出してしばらくしてからは気分も軽くなって1ヶ月後には復帰できると感じたが、復職期日の1週間ほど前から落ち着かなくなり眠れなくなった。このままでは同じことの繰り返しになるのでは?と思って久徳クリニックを受診した。









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