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ぜんそくは自分で治せる

最近の気管支ぜんそく治療では、「ぜんそくの原因は気道の慢性炎症であり、吸入ステロイドを使って一生コントロール(管理)することが最良の治療法」という考え方が一般的になっています。
久徳クリニックでは従来から「ぜんそくを根治させる」ことを目標とした治療を行っています。その教科書ともいえる本が先代院長が執筆した「自分で治せるぜんそく根治療法」です。 本書ではぜんそくが「治らない病気」とか「一生薬でコントロールするしかない病気」にされてしまった経緯についての批判も含めながら、改めてぜんそく根治への道筋について解説しました。 「まえがき」を以下に引用しますのでご覧ください


まえがき
「結論から先に申し上げますと、気管支ぜんそくの臨床は、いままでの混迷の時代から、まったく『新しい時代』に入ったといえます。いままでの『わからない・治らない』という時代から『原因を分析し実行すれば治る』時代に入ったのです・・・」。

これは筆者の父久徳重盛が著した「自分で治せるぜんそく根治療法」(マキノ出版)の序文です。 筆者らは昭和36年から「ぜんそくを治す」ことを目標とした「総合根本療法」を行っていますが、この「自分で・・・」はその総合根本療法の「教科書」として昭和53年に出版されています。 総合根本療法は相当に効率よくぜんそくを治すことができる治療法です。そして筆者らはこの治療法については完全にオープンにして、学会発表・論文・勉強会・講演会などでも発表・報告していますが、残念なことに現在でも、「ぜんそくは治らない・治せない」といって、一生薬を使い続ける治療が推奨されているのがわが国のぜんそく治療の現状です。 本書では、この、「ぜんそくは治らない」という「ウソ」が拡がってしまった経緯についての批判も含めて「ぜんそくを治す治療」である総合根本療法の実践的な進め方を解説しました。  

第1章では「ぜんそくとはどのような病気なのか」を、ぜんそくとはまったく縁のない人にもご理解いただけるように解説しています。
第2章では、「毎日の生活のありようとぜんそくの関わり」と、筆者らの考える「ぜんそくの本当の原因」および「根治のための基礎知識」を詳しく説明しています。
第3章では、本来は「治すことができる病気」であるぜんそくが、なぜ「治らない病気」にされてしまったのか?という歴史的な流れと、根治を目指すためにきわめて重要でありながら、現在のぜんそく治療ではほぼ完全に見落とされている心因への対応について解説しました。
第4章では、総合根本療法の具体的な進め方と押さえるべきポイントについて、前著「自分で・・・」の説明不足を補う形で解説し直しています。たとえばぜんそくの原因分析については、前著では「幅広く全てのパターン」を分析する手法が説明されていますが、本書では「深く掘り下げる」手法を小児の典型的な発症例を用いて説明しました。また前著ではほとんど触れられていなかった、様々な種類の薬の効能とか、心理療法も含めた「総合医学的なアレルギー対策」についても解説しています。更には、アフターケアから再発防止、小児ぜんそくでの「ピントはずれなアレルギー対策」などについての解説も加えました。  

重要な部分では前著と重複しているところもありますが、本書は前著の説明不足を補うことも目的にした、総合根本療法の「2冊目の教科書」としてまとめられています。ですから当然のことですが、2冊を併せてお読みいただくことによりぜんそく根治についての知識はより確実なものになります。 本書をお読みになる場合には、勉強をするつもりで教科書のようにご利用になることをお勧めします。さらさらと一読して「へーそうなんだー」という読み方ではあまり効果はありません。 本書の利用法としては、@まず読みながら思い当たるところに線を引いてください。A一読した後、線を引いたところを見直しますと、自分(または子どもさんの)のぜんそくの原因が総合的に見えてくるはずです。Bその箇所についてオーダーメイドの対策を進めていけば、必ずぜんそくは改善に向かいます。C定期的に線の部分を見直して、改められたところを除外していけば、問題点として何が残っているのかが分かります。D問題点の残りが少なくなれば少なくなるほど、ぜんそくを「自分で治す」ことができるようになっていきます。 なお「全ての動物の中で人間だけがぜんそくになるのは何故か」と「ぜんそくにしない育て方」の基本理論である等差数列成長説の詳細については、専門的になりすぎるため本書では割愛しました。これらの点について興味がおありの方は拙著「人間形成障害」(祥伝社新書)を参照していただければと思います。 結論を繰り返しますが、気管支ぜんそくは「治る病気であり治せる病気」です。本書をご利用になって一人でも多くの方がぜんそくを根治されることを願ってやみません。

平成25年10月 久徳重和








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